2018年5月5日南大菩薩


秀麗富嶽十二景三座縦走。

標高
湯ノ沢峠 1640m
大倉高丸 1781m
ハマイバ丸 1752m
大谷ヶ丸 1643.8m
滝子山  1590.3m

湯ノ沢峠9時15分出発、笹子駅15時0分到着。
所要時間5時間45分。

甲斐大和駅からタクシーで湯ノ沢峠へ。
いきなり1640mの別天地。
草原状の心地よい尾根道を進むと、疲れる間もなく大倉高丸に到着。
富士山や南アルプスの峰々の絶景が広がっていた。












甲府盆地と南アルプス





右から北岳、間ノ岳、農鳥岳の白根三山





右から荒川岳、赤石岳、聖岳ではないかと。



ハマイバ丸へも気持ちのいい尾根が続く。
ここはまだ春が始まったばかり。
様々な樹木の新芽がカラフルで、まるでお花畑のようだ。











ハマイバ丸からは富士山の眺めはいいが、それ以外は樹木に覆われている。












山桜





山桜と南アルプス



























大谷ヶ丸は新緑が心地よいが、展望はない。




ここから滝子山へ。
滝子山周辺のみがゴールデンウィークの賑わいを見せていた。
2012年に登ったことがあるが、相変わらず富士山などの絶景が楽しめる。

三ツ峠山と富士山





御正体山、杓子山、三ツ峠山と富士山





三ツ峠山、黒岳。










山頂からは初狩駅方面へ。




気持ちのいい尾根道で、時々富士山が見える。
男坂、女坂が分かれ、再び合流したところが桧平で、ここからも富士山が見えた。
そこを何の迷いもなくそのまま下ったのだが、なかなか手ごわい道だ。
巨木に道を塞がれ、何とか乗り越えたら道があるようなないような。
再び苦労して巨木を乗り越えて戻り、少し登り返したが、整備された跡があり、ここは道で間違いない。
スマートフォンのアプリ山と高原地図で現在位置を確認し、あっと驚いた。
思っていたのとまるで違うところにいたのだ。
点線の道。
どうりで手ごわい訳だ。
幸いすぐそこが車道だったので、道なき道をずりずりと滑り落ちるように下った。

日野下宿バス停があり、急げば間に合う。
しかし着いたら休日運休、次は2時間後。
笹子駅、初狩駅、どちらも徒歩50分以上。
しかも甲州街道、交通量が多く嫌な道だ。
近そうに見えた笹子駅に向かったが、数分後に後悔した。
上り坂だった。
しかし戻る気力もない。
笹子駅には結局35分で着いた。

帰りの中央本線は、まさかの笹子駅から座れず立ったまま高尾駅まで55分。
静かな山旅を堪能したが、電車はゴールデンウィークだった。

分岐などでは面倒でも毎回地図を確認すべきだ。
道標がしっかりしていたので大丈夫だろうと油断していた。
時間自体は変わらないが、嫌な道を歩くことになった。

最後がごたごたしてしまったが、湯ノ沢峠からは北、南どちらに歩いても感動的な登山になる。
その割には人も少なくていいコースだ。