2018年8月20日越後駒ヶ岳


標高
駒の湯 360m
越後駒ヶ岳 2002.7m
枝折峠 1065m

駒の湯 4時25分
小倉山 7時0分
越後駒ヶ岳 9時0分到着、食事休憩20分、9時20分出発
小倉山 10時45分
枝折峠 12時35分

タイム(山と高原地図のコースタイム)
駒の湯→小倉山 2時間35分(3時間30分)
小倉山→越後駒ヶ岳 2時間(3時間)
越後駒ヶ岳→小倉山 1時間25分(2時間)
小倉山→枝折峠 1時間50分(2時間50分)

駒の湯→越後駒ヶ岳 4時間35分(6時間30分)
越後駒ヶ岳→枝折峠 3時間15分(4時間50分)

トータル 7時間50分(11時間20分)

特に速く歩いてはいない。
景色を眺め、写真も大量に撮った。
同じように歩いても、コースタイムとかかる時間が変わらない山もある。
このコースタイムは時間がかかりすぎだと思う。

3時20分起床、4時25分出発。
しばらくはヘッドランプの明かりを頼りに歩いた。
4時頃熟年夫婦が出発したので私の前を歩いているのだろうと思っていたが、しっかりとした蜘蛛の巣がいくつもあったので、恐らく車で枝折峠へ行ったのだろう。
車があればこんなきついコースをわざわざ歩く必要はないだろう。
しかし決して悪いコースではない。
むしろ整備されているし魅力に富んだコースだと言える。
豊かな原生林の森、ホツツジなど独特の植生と花々、時折広がる大絶景。
延々と続く急登、段差の大きい岩場、それらを苦にしない人にはぜひ登ってみて欲しい。

ホツツジ





オクモミジハグマ











朝日に染まるオオカメノキの実





オヤマリンドウ



小倉山で枝折峠からの道と合流する。
それまでは誰とも会わなかったが、ここからはすれ違う人が多い。
こんな早い時間に下ってくるのは、駒ノ小屋に泊まっていた人たちだろう。
避難小屋なのでシュラフ、マット、水、食料を持って登らないといけないが、夏は管理人がいる。
近くに水場があるようだ。

アキノキリンソウ





ミヤマママコナ





ツバメオモトの実





ノアザミ





ヨツバヒヨドリ





ノリウツギ



よく晴れて周りの山々が見渡せる。
絶景を満喫しながら登った。

来た道を振り返り眺める。
中央に小倉山。
その左の稜線を登ってきた。
帰りは右に行き、次のピーク道行山から左の稜線ではなくさらに奥へ。
左遠方の山の中腹に道が見えるが、これが枝折峠への道。
この道と合流する地点まで歩く。




中岳方面。
斜面にはまだ雪渓が残っている。




来た道を振り返る。
右に荒沢岳。





ヤマハハコ





来た道を振り返る。





右遠方に燧ケ岳、日光白根山、平ヶ岳。





駒の小屋











イワショウブ





燧ケ岳





ハクサンボウフウ









山頂からは360度の大展望を楽しむことができた。
特に八海山、中岳、荒沢岳の眺めがいい。

山頂から中ノ岳方面の眺め。





八海山





右遠方に谷川岳、巻機山などの山々。





燧ケ岳、平ヶ岳、至仏山、武尊山、中ノ岳。











ミヤマシシウド





越後駒ヶ岳を振り返り眺める。



小倉山からは枝折峠への道を取った。
眺めのいい尾根道だが、その代り暑い。
アップダウンが延々と続き、高度は一向に変わらない。
歩きやすいよく整備された道だが、距離は長い。
恐らく枝折峠から往復する人は、最初から見えている越後駒ヶ岳が一向に近づかず、高度も上がらないことに疲労を感じるだろう。
何と長い道のりかと。
しかしこの東側から見る越後駒ヶ岳は柔らかく気品に満ち、越後三山の盟主にふさわしいオーラを放っている。
西、浦佐駅側からは鋭く切れ落ちた激しい側面が見られる。


リョウブ





ヒメシャジン




枝折峠まであと少し。
中ノ岳、越後駒ヶ岳を振り返り眺める。



越後駒ヶ岳の美しさ、存在感、いつまでも続く大展望、高山植物。
魅力に満ちた山とコースを存分に楽しんだ一日だった。