2018年10月30日雁ヶ腹摺山


標高
大峠 1560m
雁ヶ腹摺山 1874m
姥子山 1503m
セーメーバン 1006.2m

大菩薩嶺から滝子山に至る長大な稜線は、私が特に好きな山域である。
しかしこの辺りは大体行きつくしているし、紅葉を考えると今行くにはやや高度が高い。
今日はその東、雁ヶ腹摺山から南東方向に縦走することにした。

雁ヶ腹摺山は五百円札に描かれた富士山の撮影地である。
確かに撮った写真と旧五百円紙幣を見比べてみると、富士山とその手前の三ツ峠山の位置関係が同じだ。

ちなみに雁ヶ腹摺山はこの辺りにいくつもある。
牛奥ノ雁ヶ腹摺山は、最も長い名前の山として有名。
笹子雁ヶ腹摺山という山もある。
いずれも秀麗富嶽十二景で、富士山の眺めがいい。

雁ヶ腹摺山と姥小山も秀麗富嶽十二景であり、富士山の眺めを楽しむのが今回の目的である。

大峠に着くと、いきなり富士山の絶景が広がっていた。
もうここでいいんじゃないかと思うほどだ。
雲一つない晴天で、紅葉も見頃だ。




雁ヶ腹摺山は、途中の岩からの眺めがいい。
あそこでもう少しゆっくりしてもよかった。

滝子山、三ッ峠山と富士山





小金沢山から滝子山へと続く長大な稜線、その向こうに南アルプス





左に御正体山





雁ヶ腹摺山山頂からの眺め。ここが五百円紙幣の撮影地だ。





















紅葉の光を浴びながら姥子山へ。
東峰からは富士山と紅葉の息を飲むほどの絶景が広がっていた。
とても5分休憩で先に行けるようなところではない。
私にしてはかなり長く、20分ほど眺めを楽しんだ。






姥子山から見た雁ヶ腹摺山。









金山峠から大垈山、セーメーバン縦走。
常に右から太陽と紅葉の光を浴び、その向こうには富士山。
気持ちのいい山旅だ。






大垈山山頂





心地よい尾根道



この辺りはかなりマニアックな山域で、道も不明瞭。
鉄塔に出て直進すると階段がある。
しかしその先に道はない。
探すと右に道らしき踏み跡。
そこを行くと、その先にテープ。
ここだと思って尾根道を下るが、どうも変だ。
山と高原地図アプリで現在位置を確認すると、別の尾根だ。
今日はこのアプリに何度もお世話になった。

静かな山域で紅葉を思う存分楽しんだ。
特に姥子山からの眺めが心に残る。