8月25日朝日岳


標高
蓬峠 1529m
朝日岳 1945m
笠ヶ岳 1821m
白毛門 1720m
土合駅 653.7m

蓬ヒュッテ5時20分出発、土合駅12時50分到着。
所要時間7時間10分(山と高原地図の所要時間は8時間50分)。

4時10分に電気が点いたので起床。
布団は薄く体が痛くなったが、その割には眠れた。
4人組など多くの人が朝食前に出発した。
5時朝食。
朝食は鳥の炊き込みご飯と味噌汁。

太陽はまだ朝日岳の肩に隠れている。
いきなり絶景の稜線歩き。
泣きそうになるほど感動的な光景だ。
山小屋は何かと不便だが、山小屋に泊まらなければこの景色を見ることはできない。
(暗い中を夜中から登山すれば可能ではあるが。)
しかし何と6時過ぎに雲がかかり始めた。
確かに絶好の天気というほどの予報ではなかったが。

谷川岳、蓬ヒュッテ方面。











七ッ小屋山方面











朝日に輝く谷川岳方面。





アカモノ





イワショウブと谷川岳











朝日に輝く七ッ小屋山



蓬ヒュッテからしばらくは笹が刈られておらず藪漕ぎ状態。
下が見えないし、朝露でズボンがびしょ濡れになる。

巨大な送電線監視所と白崩避難小屋。



清水峠からジャンクションピークまでは霧で見通しが効かない中きつい登りが続く。
ジャンクションピーク付近で雲が切れ、絶景が広がった。
これには思わず叫んでしまった。
その後は朝日岳、笠ヶ岳、白毛門と雄大な眺めを堪能した。
ただ、谷川岳頂上付近が最後まで雲の中だったのは残念だ。







ヒメシャジン





朝日岳山頂から笠ヶ岳方面の眺め。





笠ヶ岳に向かう登山者。











イワショウブ





オニシオガマ





ツリガネニンジン





ウツボグサ





キンコウカ



白毛門から先は長くきつい下りが続く。
土合橋は何もないし時間があったので土合駅まで下ってみた。
この駅は改札から下りホームまで10分階段を下りないといけないというとんでもない、もしくは非常に面白い駅なのだが、本数が極めて少ない。
バスの方が本数が多いし、上毛高原駅までバスで行ってそこから新幹線に乗った方が早い。

13時23分のバスに乗り、14時20分の新幹線で大宮まで。
16時過ぎに帰宅。
谷川岳は近くていい山だ。
次回は谷川岳肩の小屋から西、万太郎山方面に縦走してみたい。

<百名山ではない山歩き>
これまで百名山60座を登ってきたが、今後はそうではない山歩きを目指してみようかと思う。
百名山にももちろん登るのだが、それを最優先しないということだ。
その理由
1.東北、北海道の山がほとんど残っているのだが、遠く行くのが大変でお金もかなりかかる。
2.確かに地元の人に愛されている名山ではあるのだが、山頂近くまで車道が通っていたりして必ずしも私が求める山ではない。
私が求めているのは得難い経験ができる、感動できる登山である。
どういう条件ならそういう登山ができるかというと、
1.森林限界を超えている。
2.稜線や山頂近くに山小屋があり、山頂から日の出前後の景色がみられる、もしくは早朝の稜線歩きができる。
3.人が多すぎない。
4.新緑、花、紅葉が楽しめる。
名山の近くの山、名山への別のルートなどを考えてみようかと思う。
一度登った山も10年も経てば大分忘れているし、季節を変えてみるのもいい。

味の一品赤飯 マルちゃん
蓬ヒュッテのお弁当がこれとソーセージ。
温められないのにどうするのかと思ったが、そのまま食べたら美味しい!
ほどよい塩味が登山の疲れに効く。