2019年10月九千部岳


標高1062.4m


雲仙は駐車場が陥没してそこから大量の蒸気が出ていたり、歩道が湾曲して変色していたりと温泉の力が凄まじい。
石垣からは蒸気が出ている。
家があっという間に駄目になったりしないのだろうか。





ミヤマキリシマの咲く池ノ原園地から、昨日は見えなかった妙見岳を見上げる。









雲仙温泉街から池ノ原園地を経由し、今日は途中で左の車道へ。
交通量は少ないが、歩道がないのであまり歩きたい道ではない。
仁田峠登山道路を分けて下ると、その先の眺めがいい。
九千部岳が雄大で、海まで見渡せる。

吹越トンネルからしばらく下ってようやく登山口に到着。
長い車道歩きだった。

ここではミヤマキリシマは高い木に覆われて不利な状況。
分岐から山頂への登りは、草木をかき分けながら進む。
時折岩場から普賢岳方面など360度の絶景が広がり、時を忘れて佇んだ。
あの景色は心に残る。

何と山頂や稜線からの写真が霞んでいて一枚も使えなかった。
あの時に感じた印象と全く違う。
代わりに花の写真をどうぞ。

アキチョウジ





アザミ











ジンジソウ



帰りは田代原へ下った。
2010年発行の山と渓谷社「長崎県の山」には「放牧牛が遊び戯れる桃源郷の山」とあるが、草木が大分茂っているので放牧は数年前にはやめたのだろう。
美しい紅葉が広がっていた。

九千部岳を見上げる。