2021年5月4日小金沢連嶺


標高
小金沢山 2014.3m
黒岳 1987.5m

小屋平8時25分出発、湯ノ沢峠登山口13時到着、所要時間4時間35分。

甲斐大和駅から上日川峠(大菩薩嶺)に行くバスは休日のみ運行している。
その手前、小屋平に行くのは三度目だが、いずれも休日の登山である。
2011年5月31日には今回と同じコースを歩いた。
2019年11月には小屋平から石丸峠までは同じで、そこから牛ノ寝通りに道を取り紅葉を楽しんだ。

登山者の多くは大菩薩嶺を目指す。
しかし上日川峠から小さく周回するぐらいではこの山はそれほど面白くない。
小金沢山方面に向かえば、縦走の満足感、奥深い森、大展望、静けさ、どれを取っても大菩薩を圧倒している。

石丸峠手前から富士山、南アルプスなどの大展望は何度見ても感動する。
その先で分岐を右に取り、小金沢山方面へ向かう。
笹原の広がる気持ちのいいところだ。

小金沢山山頂では富士山の写真を一枚撮るぐらいで長居する必要はない。
眺めのいい場所はその先にある。
牛奥ノ雁ヶ腹摺山は日本で最も長い名前の山として知られている。
ここはおにぎり1個食べるぐらいはしていいが、もっと眺めのいい場所がその先に二か所ある。

黒岳には、その名の通り見事な黒い森が広がる。
そこから少し先の白谷丸は、奥多摩の山々、丹沢、富士山、南アルプス、中央アルプス、八ヶ岳などの大展望が広がり、いつまでもゆっくりしていたいところだ。

湯ノ沢峠まで車は入れるが、ここから湯ノ沢峠登山口までの道はぜひ歩きたい。
沢沿いの道に新緑と花々が彩を添えている。
何度も渡渉したり、道を見失いそうになったり、朽ちた橋がかけられていたりと、アスレチック気分も味わえる。

小屋平からは唐松と笹の道が続く。





石丸峠手前から富士山を望む。





富士山、奥多摩湖、南アルプス方面。





北岳、鳳凰三山、仙丈ケ岳。





南アルプス全景。





聖岳、赤石岳、荒川岳と甲府盆地。





仙丈ケ岳、甲斐駒ヶ岳。





小金沢山へ。





聖岳から甲斐駒ヶ岳に至る南アルプスの稜線と奥多摩湖。





乗鞍岳と北アルプス。











倒木に苔が生え、若い木が育つ。





ミツバオウレン





先日登った奥多摩の御前山、大岳山、三頭山。





小金沢山からこれから向かう黒岳と富士山を望む。





八ヶ岳連峰





白根三山、左から農鳥岳、間ノ岳、北岳。





コバイケイソウ





白谷丸からの眺めは格別だ。





富士山手前に三つ峠山。時間があればこのままこの稜線を進み、滝子山まで縦走したいところだ。





キジムシロ





ニリンソウ