2022年4月武川岳・二子山


名郷8時45分出発、芦ヶ久保駅13時38分到着、所要時間4時間53分。

2010年4月9日に歩いたコースを久しぶりに歩いてみたくなった。
ロングコースでひたすらアップダウンが続くため、人は少ない。
しかも両手両足を使った岩登りやロープを使った上り下りもある。
その分山を満喫したという強い満足感が得られる。

飯能まで行くのも久しぶりだ。
飯能駅から名郷行きのバスに乗り、終点下車。
途中には数百坪ぐらいの庭を持つ家が多く、桜、ツツジ、芝桜などの花々が咲き乱れている。

名郷からは急傾斜の車道を上るのだが、ここも花で満ちていて見事だ。

武川岳までは植林が多いのが難点だ。
雑木林に出たと思ったらまた植林というのが何度かあった。

途中に石灰岩の採石場があった。
ここも武甲山と同様の地質のようだ。
天狗岩は白い石灰岩が積み重なる急傾斜の岩場で、完全な岩登りになる。
女坂に行けば避けられるのだろうが、それでは面白くない。

武川岳から西に少し下ったところでカタクリの花を見ることができた。
落葉樹の森などいくらでもあるのに、限られた場所にわずかしか咲いていない。
鹿の食害の影響もあるのだろう。
できれば保護区などあるとうれしいのだが。
これほど儚さを感じさせる花は他に思い当たらない。

焼山からは武甲山の雄大な姿を見ることができた。
ただ、今日はかなり霞んでいて遠景はまるで駄目だった。
両神山も見えてはいたが、写真にはならない。

二子山からの下りは途中で沢沿いの道になり、新緑やハシリドコロなどの花々を楽しむことができた。

13時39分の電車に乗ろうと走ったのだが、予想外に階段が多く息が切れた。

静かな山をひたすら歩くと雑念が消え頭がすっきりする。
一種の瞑想状態で、山を歩く修行があるのはよく理解できる。


セリバヒエンソウ





ナツグミ











シャガ





天狗岩。ここを登る。





武川岳山頂。





カタクリ

















アセビ






武甲山と新緑





焼山から武甲山を望む。





ハシリドコロ











マムシグサ





ニッコウネコノメソウ





ヒトリシズカ





マルバコンロンソウ











トウゴクサバノオ





ミツバツツジ