浅間山


標高2568m

日本百名山66座目。
北海道全て、東北のほとんど、南アルプス南部が残っており、登ってきた山はかなり偏っている。
北海道と東北は旅費の問題、南アルプス南部はそんなに長く休めないという事情がある。

今回は高峰高原ホテル前バス停からトーミの頭、草すべり経由で浅間山に登り、浅間山荘に下ることにした。

金峰山と富士山



表コースを選択。
登山口からいきなりイワカガミなどのお花畑が広がりテンションが上がる。
ハクサンイチゲも美しい。
時折視界が開け、八ヶ岳や北アルプスの雄大な眺めを堪能した。

マイヅルソウ





ツマトリソウ





シロバナヘビイチゴ





ツガザクラ





イワカガミ





乗鞍岳





登山口のある高峰高原ホテル、東篭ノ登山方面を振り返り眺める。





ミツバオウレン



トーミの頭周辺は切り立った断崖絶壁で、正面には浅間山が圧倒的な存在感でそびえている。
2011年にはここから黒斑山方面に向かったが、今回は草すべりを下った。
ここは天国のようなお花畑が広がっている。
ただ、滑りやすい急斜面に軽石が転がり、名前の通りの難所でもある。

トーミの頭と浅間山





ハクサンイチゲ





ウメハタザオ





佐久市、八ヶ岳方面。











黒斑山





ユキワリソウ





キバナノコマノツメ





















下るにつれて唐松などの樹林帯になる。
唐松の新緑が美しい。
外輪山へのJバンド分岐を過ぎると、徐々にわずかに草が生えるのみのガレ場になる。
ひたすら登りの続く単調な道は富士山に似ている。
左には四阿山が美しいが、景色も変化に乏しい。

ミネズオウ





コメバツガザクラ





四阿山方面



浅間山山頂立ち入り禁止の看板を右に曲がり避難豪を過ぎると、前掛山の絶壁が荒々しい姿を見せる。
ここからは傾斜も緩やかになり、黒斑山など徐々に視界も開けてくる。
ただ、強い風が吹き付け寒い。
ダウンにジャケットを着込んだが、寒さで耳が痛い。
手袋も冬用を持ってくるべきだった。

八ヶ岳方面





前掛山から四阿山方面の眺め。





前掛山



前掛山山頂からは、浅間山、八ヶ岳、黒斑山、四阿山など360度の絶景が広がっていた。
北アルプスも見えてはいたが、空気中の水蒸気が増え雲も上がってきており、楽しめるほどの眺めではなかった。
浅間山荘か高峰高原ホテルに前泊し早朝に出れば山頂から北アルプスの見事な眺めを楽しめただろうが、予算のこともありそうもいかない。

浅間山の赤と黒斑山の緑のコントラストが印象的だ。









浅間山荘への道は自然林の新緑が美しく、歩いていて心地よかった。
高度があるので低山とは植生が異なり、異世界感を楽しめた。

剣ヶ峰と赤い川。あたりは硫黄臭が漂う。





ミヤマキンバイ





レンゲツツジ





カラマツソウ





キバナノヤマオダマキ