2024年9月10日笠ヶ岳


日本百名山81座目。

新穂高温泉5時15分出発、笠ヶ岳山荘12時10分到着、所要時間6時間55分(コースタイム8時間40分)。

徳ちゃん新道を抜き、これまでで最もきついコースだった。
標高差1800mというデータだけ見てもそれは予想できた。
歩きにくい岩場の急登も多い。
鉄の梯子が傾いていてよく滑る。
鉄板の橋は壊れている。
いずれもない方がいい。
雪の重みで木は横に伸びていて、何度も頭をぶつけた。
帽子を被っていて下を見ていると見えないのだ。
三歩に一度上を見るのもなかなか大変だ。

毎日走ってはいるが、登山で使う筋肉はちょっと違う。
これぐらい難易度の高い山に登るのなら、もう少し他の山で練習した方がいい。
急登では息が上がり、十数歩歩いては呼吸を整えた。
フルマラソンよりは確実にきつい。
30km過ぎぐらいのきつさが6時間続くような感じだ。
実は昨年の自己ベスト3時間15分は、甲武信岳の徳ちゃん新道をコースタイム6時間のところを4時間で無理やり登ったハードトレーニングが効いている。
というのも後から振り返ると走行距離も大したことないしそれ以外に特別な練習をしていないのだ。

天気予報はずっとよかったが、実際には雲に覆われて眺めはあまりなかった。
山頂でしばらく待ってみたが、晴れそうにないので山小屋に引き返した。

山頂で一緒に晴れるのを待っていた人と話をした。
西穂高岳からジャンダルム経由で穂高岳、大キレット経由で槍ヶ岳と縦走し、今日は槍ヶ岳から来たそうだ。
かなり危険なところで、私はそんな危ないことはしないようにしている。
笠ヶ岳に登るということは相当に山に登っていて体力にも自信があるということで、山小屋にはそんな人ばかりだ。
女性4割ぐらいだったか、意外と多かった。

今回はコンビニがなかったので、事前にパンとサラダチキン、ゴボウサラダを用意した。
パンは軽いのはいいが口が乾くのは気になる。
サラダチキンはやたらと美味しかった。
運動中体は糖質を欲するはずだと思っているが、糖質はスポーツドリンクで十分なのか。
ジューシーなのもいい。


新穂高温泉から蒲田川を渡る。





登山口まで林道を歩く。





オオカメノキ





ヤマハハコ











シラタマノキ