2025年5月20日本社ヶ丸
標高1630.8m
何度も登りたくなる山はほとんどない。
それではなぜこの山だけは何度も登りたくなるのか。
確かに富士山、南アルプスなどの絶景はそれまでの苦労を全て忘れさせてくれるが、他にもそんな山はたくさんあるのではないか。
例えば清八峠からまっすぐ行けば三ツ峠山に着く。
しかし三ツ峠山には行きたくない。
ひっそりとした山で絶景を楽しみたい。
笹子駅からバスに数分乗り、追分バス停下車。
これで交通量の多い車道歩き40分を省略できる。
ここから東山梨変電所まで50分ひたすら車道を上っていく。
途中までは新笹子トンネル工事関連トラックがひっきりなしに通る。
その先は静かな森の中の道になる。
変電所から先はかつての車道が崩壊し、ほとんど登山道と言っていい。
その先道が分かれるところの真ん中に道標があり、どちらを指しているのか分からない。
ここで迷わず右に上る道に行ってしまった。
正解は左。
この引っ掛け問題はひどい。
後でヤマップを見たら指摘されていた。
今回は主に山と高原地図を使ったが、ヤマップも並行して使った方がいい。
三度目なのになぜ間違うのか。
注意が足りない。
清八峠までは延々と急登が続く。
清八峠から清八山はすぐで、前回眺めがよかった記憶があるので今回も行ってみた。
今日は気温が高いためか霞がひどく、急登を登りながら「これじゃ景色は楽しめないな。何をしに来たのだろう。」と思っていたが、富士山は霞をものともせず悠然とそびえていた。
清八峠に戻り本社ヶ丸へ。
山頂手前の岩場からは絶景が広がり、むしろ山頂よりも眺めはいい。
今日は霞のため南アルプスは見えるのだが写真にはならない。
この先の岩場はなかなかハードで、人によってはかなり苦労するかもしれない。
山頂の富士山側の踏み跡も逆側の踏み跡も不正解。
富士山を正面にして手前左の岩場を下るのが正解。
と思ったら、ヤマップには右と書いてある。
確かにハードな下りではあった。
その先は気持ちのいい尾根道が続くが、角研山手前で迷ってしまった。
これも後でヤマップを見たら書いてあった。
その後は順調に下山し笹子駅へ。
三度目なのに覚えていないことが多く何度も迷ったのには参ったが、やはりこの山はいい。
きっと何年かしたらまた登るだろう。
清八山山頂にて。
本社ヶ丸山頂から三つ峠山、富士山を望む。
ミツバツツジ
イワウチワ
フデリンドウ