7月29日飯豊山二日目


4時起床。
準備をして外へ。
夜明け前の景色が美しい。
日の出をカメラに収め、朝食は4時50分から。
内容は卵かけご飯、海苔、漬物、味噌汁。
800円のお弁当をもらった。
こちらはご飯、梅干し、漬物。

小屋に荷物を置かせてもらい、いよいよ飯豊山へ。
リュックの軽さがうれしい。
高山植物の種類と量は圧倒的で、もはやご褒美でしかない。
切合小屋から本山小屋までコースタイム2時間20分のところ1時間40分で歩いた。
飯豊山山頂では、序盤の辛さを思い出し涙ぐみそうになった。
この眺めは天国としか思えない。

切合小屋で荷物を詰めると、やっぱり重い。
そして下れば下るほど蒸し暑くなる。
下りの方が楽だろうと思ったが、甘かった。
弥平四郎登山口には13時30分に着いた。
5時30分出発で8時間かかり、コースタイムを1時間しか短縮できなかった。
下りは少しは速く歩けるだろうと思ったが、結局荷物が重いとコースタイムより速くは歩けない。

タクシーで野沢駅、そこから磐越西線で会津若松駅、さらに磐越西線を乗り継ぎ郡山駅へ。
帰りものどかな景色を楽しんだ。

日本百名山82座目。
暑さ、リュックの重さ、急登、いくつもの危険個所など多くの困難と、絶景、お花畑のコントラストが激しい。
できれば猛暑日は避けたいが、小屋に管理人が常駐するのは7月から8月で、花を楽しむには今しかない。
よほど体力、暑さへの適応力、経験がある人にしか勧められないが、これほどの感動を得られる山は数少ない。


夜明け前の朝日連峰。

















朝日を浴びて輝く飯豊山とシシウド。





距離も短く平坦だが、非常に滑りやすくアイゼンがあると楽なのにと思ってしまう。





朝露をまとったイワカガミ。





ハクサンコザクラ





アオノツガザクラ











オンタデ











鎖を頼りに岩場を進む。





ホシガラス





ハクサンフウロ





ミヤマウスユキソウ





来た道を振り返り眺める。





本山小屋





山頂に続くなだらかな道。





イイデリンドウ





飯豊山山頂。





チングルマ





ヤマハハコ





アサギマダラ





ハクサンシャジン?





クルマユリ











イワオウギ





ハクサンオミナエシ





マルバダケブキ





シロニガナ





マルバシモツケ





タカネアオヤギソウ





センジュガンピ





コメツツジ





ウソ





熊の爪とぎ跡。





ヨツバヒヨドリの蜜を吸うウラギンヒョウモン