2025年10月2日大朝日岳
標高
大朝日岳 1870.7m
朝日鉱泉登山口 560m
古寺案内センター 660m
朝日鉱泉登山口5時出発、古寺案内センター14時50分到着、所要時間9時間50分、休憩は合計約30分、行動時間9時間20分。
10月1日
山形駅から左沢線に乗り、終点の左沢駅下車。
タクシーで朝日鉱泉へ。
最上川沿いを走り、途中から朝日川沿いの山道になる。
日中は工事をしていて、17時以降でないと通れない。
幸い16時40分の時点で工事は終わっていて通ることができた。
片側が切れ落ちた細いがたがた道で、馬車に乗っているような気分がした。
増水により度々道が崩れるようだ。
途中古寺方面への道が分かれるが、こちらは崩落により通行止めになっている。
ペイペイは圏外のため使えず、現金で支払った。
ただし建物内はWi-Fiが使える。
朝日鉱泉ナチュラリストの家は深い森の中にある。
ゴミは持ち帰り、タオルは有料、浴衣なし。
山小屋だと思えば間違いない。
洗面所や部屋の中にカメムシがいて匂いがするが、香水のようで嫌な香りではない。
夕食は、イワナのマリネ、コゴミ、ワラビ、ゼンマイ、フキなどで、体が清らかになる感じがした。
シナノドルチェというリンゴはほどよい甘みと酸味があり澄んだ味わいだった。
20時頃眠気がしたので寝てみたら思いのほかよく眠れた。
10月2日
3時30分起床。
予報が外れ、雨の中雨具上下、ダウン、リュックカバー、ヘルメットなどフル装備で出発。
5時はまだ暗く、ヘッドランプの明かりで進む。
中ツル尾根は危険、二度と通らないなどの書き込みが多数ある。
初心者はやめておいた方がいいが、山に慣れた人が登りで慎重に使えば問題ない。
沢にロープで下る箇所は危険だとは感じなかったが、雨で増水した川や濡れた岩は緊張感があった。
吊り橋は揺れる上にたわむが、危険ではない。
5時半頃には明るくなり、6時には晴れてきた。
このコースは、3時間沢沿いを歩き、残りの3時間で一気に標高を上げる。
ひたすら続く登りはかなりきついが、紅葉が美しく気分よく登ることができた。
10時15分、大朝日岳山頂到着。
所要時間5時間15分とコースタイムより1時間ほど速い。
結局中ツル尾根では誰にも会わなかった。
山頂から古寺案内センターまでは多くの人がいた。
山頂は雲がかかったりかからなかったりでそれほど眺めはよくなかった。
少し下ると大朝日岳山頂避難小屋。
ここに一泊することも考えたが、シュラフ、マット、食料などが必要でハードルが高い。
この山は水が非常に豊富で、あちこちに湧き水がある。
中ツル尾根では、右に鳥原山コース、左に御影山コースを眺めながら歩いた。
小朝日岳の急斜面は登りたくないなと思いながら見ていたが、時間がありせっかくなので登ってみた。
確かに急登だったが、時間としては30分もない。
山頂からは360度の絶景が楽しめた。
古寺山からの大朝日岳などの眺めもいい。
非常に自然が豊かな山で、ブナなどの巨木の森が延々と続いた。
古寺案内センターに宿泊できるとは知らなかった。
もし知っていたらここから往復したかも知れないが、知らなかったおかげで朝日鉱泉、中ツル尾根などより広がりと深みのある山旅を堪能できた。
ダイモンジソウ



濡れた石は神経を使う。

オニシオガマ

崩落した橋の横を渡渉する。

アカモノ

アキノキリンソウ

御影森山と紅葉

大朝日岳山頂方面


ハクサンイチゲ

マツムシソウ



大朝日岳

小朝日岳



この斜面をこれから登る。



トリカブト

リンドウ

古寺山から大朝日岳を望む。


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