2026年7月10日皇海山
標高2143.6m。
日本百名山85座目。
3時35分出発、18時20分帰着、所要時間14時間45分。
4時出発、18時15分帰着の計画を立てていた。
3時起床の予定だったが、2時半頃目が覚めたので早めに出発した。
山頂に着いたのは11時5分と予定より55分早かった。
これで安心してしまい、帰りに笹と巨木の森があまりにも美しく、写真を撮ったりしてゆっくりしていたら思った以上に時間を使っていたようで、途中で気が付きそこからは急いで歩いた。
19時までに宿に戻らないと夕食が食べられないのだ。
山頂に着いたのは11時5分だが、巨大アップルパイを食べるのに手間取り出発したのは11時20分。
40分早いだけで、しかも25分予定より早く出発しているから、あれだけ一心不乱に歩いて15分しか短縮できなかったと思うべきだった。
庚申山荘までは往復5時間。
庚申山荘に泊まれば9時間で往復できる。
ただし、寝袋、マット、食料を持って行かなければならない。
二日分の食料に当日の行動食となるとかなりの量になる。
今回は足尾の宿かじかに泊まることを選択した。
ほとんどの人は庚申山を経由する。
ただし庚申山から鋸山までは垂直の岩場など危険個所の連続で、今回は単独のため六林班峠経由で往復した。
庚申山荘から鋸山までのコースタイムは、六林班峠経由だと3時間55分、庚申山経由だと3時間40分。
六林班峠経由の方が距離が長い。
鋸山から皇海山への下りはこれまで経験した中で最も危険だった。
垂直に近い岩場にロープがついていて、ロープに体を預けないと通過できない。
岩には足を置くポイントはなく、しかも濡れて滑りやすかった。
強力な滑り止めがついた軍手を用意したが、それでもロープは滑りやすい感じがした。
今回は危険箇所があるためヘルメットを被った。
六林班峠経由の道も常に片側が切れ落ちていて、落ちたら助からない。
車道以外はほとんど被って行動した。
これまでストックは使ってこなかったが、さすがにこれだけ長時間の登山となると足への負担軽減を考えざるを得ない。
使ってみれば、もう元には戻れない。
最大のメリットは下りで着地衝撃を抑えられること。
登りで足の筋力を温存でき、安定性も高まる。
ただ、やはり写真を撮る時にはやや邪魔だ。
岩場で、片手に持って対応できるところは多いが、鋸山のように本当に危険なところはたたんでしまわないといけない。
ここで面倒くさがると命に関わる。
ヘッドランプをつけて宿を出発。
まずは1時間20分の林道歩き。
道は途中から土砂がたまり、山道のようになる。
4時頃から徐々に空が明るくなってきた。
一の鳥居から庚申山荘までは1時間15分。
途中には鏡岩など巨岩が多い。
庚申山荘から六林班峠までは2時間25分。
沢に向かって切れ落ちた斜面を延々とトラバースする。
多くの人がその長さ、単調さ、危険さを嘆くが、笹と巨木の森は本当に美しい。
六林班峠から鋸山までは1時間30分。
笹藪地獄として有名だが、笹はきれいに刈られていて迷うことなく進むことができた。
鋸山からは360度の絶景が楽しめた。
鋸山から皇海山は30分下って40分登るが、どちらもかなりの急傾斜だ。
山頂からの展望はないが、静かで落ち着いた雰囲気がある。
今回初めて浄水器を持って行った。
長時間の登山で必要量を持つと重すぎるためだ。
スポーツドリンク1.5リットルと水500mlを持って行った。
帰りに水場で水を500ml浄水して飲み、1リットルをペットボトルに入れた。
結局今回の登山では3.5リットルの水が必要だった。
行動食はサンドイッチ2袋と巨大アップルパイ、フレンチトースト。
あんぱんは持って行ったが食べなかった。
特に菓子パンは、軽くて高カロリーなのはいいが水分が少ないので口が乾いて食べにくいし、食べるために水が必要になる。
その分の水も持っていかなければならない。
食べるのに時間がかかるのと、浄水するのにも時間を取られた。
合計で1時間ぐらいは休憩したと思う。
帰りは笹と巨木の森があまりにも美しく、堪能しすぎてつい時を忘れてしまった。
こういうあと何時間で帰れるか分からないところで長居しすぎるとよくない。
泥道に鹿の足跡があった。
猿を見かけたが、写真は撮れなかった。
ちなみに帰りのわたらせ渓谷鉄道では、鹿が線路にいたため減速した。
熊対策としては鈴とスプレーはいつも持っている。
ヘルメット、サングラス、ストックもいざとなれば身を守るのに有効だと思う。
途中でカメラのレンズフードを落としたが、帰りの森でゆっくりしていたら何とある方が見つけて持ってきてくれた。
これは助かった。
皇海山は百名山日帰り最難関と言われるが、精神的には美しい森にずっと幸福感に満たされていたし、体力的にも余裕があった。
長時間の登山を問題なくこなせることが分かったのはよかった。
なかなかハードルが高いが、笹と巨木の森はぜひ体験してもらいたい。
あの森は本当に美しい。

庚申山荘



ハクサンシャクナゲ


右の鋸山に登り、左の皇海山に一旦下って登り返す。中央遠方に日光白根山。

鋸山山頂から皇海山を望む。

日光白根山、男体山、女峰山。




ズダヤクシュ

ミヤマカラマツ


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