2017年9月分


9月30日
コジ・ファン・トゥッテ本番初日。
歌手の皆さん素晴らしかった。
モーツァルトの音楽はどこまでも美しい。
客席に子供が見当たらなかったのは、皆さんこのオペラの内容をよくご存じだからだろう。
しかしやたらと疲れた。
譜面灯による暑さ、上演時間の長さ、ソロの多さなどが原因だろうが、ソロの前の待っている時間もかなり疲れる。

19時32分出発、8.13km。
今日もシューズはスカイセンサーグライド3。
自分の走りは完全なピッチ走法ではなく、特にスピードが上がった際は足のバネを使っているのが分かった。
このシューズは追い風に乗るのはとてもいいが、向かい風には弱い。
反発がなく、砂地を走っているような感じも多少あり、自力で前に進むしかない。
そしてスピードが上がった際に親指の付け根問題が再発してしまった。
このシューズも柔らかいので、この問題を完全に解決することはできない。
薄い板が入っているようなシューズが必要だ。
結局フラットソールへの好感はあっさりと覆されてしまった。
ただし右足裏側の筋肉痛が出にくいというメリットはある。
ベストは1km4分45秒、平均ペース1km5分3秒、平均心拍数139bpm、平均ピッチ186spm。

9月29日
コジ・ファン・トゥッテのゲネプロ二日目、明日あさって本番。

21時42分出発、8.13km。
スカイセンサーグライド3でリミッターを解除して走ってみた。
昨日一昨日は力を抑えていたので、走ることが面白くない感じがあった。
今日ぐらい飛ばすと楽しい。
ベストは1km4分45秒、平均ペース1km4分58秒、平均心拍数139bpm、平均ピッチ186spm。
思ったよりも速く、ターサージール5で走るのと変わらない。
飛ばすとグライドというネーミングの理由が見えてくる。
確かに滑るような走りだ。
足のバネをあまり使わず、ピッチで走る。
そもそも自分にセパレートソールが合っているのか、それともフラットソールが合っているのかということをきちんと考えないまま長年ターサーを愛用してきた。
ひょっとしたら自分にはフラットソールが合っているのかも知れない。
同じように飛ばしても、ターサージール5よりも明らかに足の親指や右足裏側の筋肉へのダメージは少ないように感じる。

剱岳から下山中、狭いところを通る際スマートフォンのストラップが木の枝に引っ掛かり、スマートフォンが引き出させて岩に当たりガラスフィルムが割れた。
今後はポケットのファスナーを閉めることにした。
ガラスフィルムでなければ本体のガラスが割れていただろう。
ガラスフィルムには感謝しないと。
アマゾンでガラスフィルムを購入したが、書いてある通りに何度やってみても両サイドが接着しない。
どうもカーブが合っていないように思える。
アマゾンに返品して書き込みしたら、メーカーから連絡が来た。
返品不要で返金すると言われたが、残念ながらアマゾンに返品後だったのでその対応は受けられなかった。
アマゾンには着払いで送ったが、返金してもらえた。
もう二度と自分でガラスフィルムを貼らないと決め、ビックカメラへ。
機種変更した時に買ったのと同じものを購入し、サービスカウンターで500円ほど払って貼ってもらった。
ところがこれがマットだった。
これではせっかくの高画質が台無しだ。
もっと注意するべきだった。
翌日再びビックカメラに行き、別のメーカーのものを購入して貼ってもらった。
最初に貼っていたものよりもよりきれいに感じて、ようやく満足できた。
最終的にとても満足しているのはMSソリューションズの製品。
アマゾンで上手く貼れなかったがその後の対応がよかったのはAUNEOSの製品。

9月28日
コジ・ファン・トゥッテのゲネプロ初日。
今日から4日間のピット生活。
譜面灯が発熱して暑い。
LEDにしてもらえると助かるのだけど。
譜面は夕焼け色に照らされて周りは暗く、寝るのに適した環境。
この状況で数曲待っていきなりソロを吹くのは辛いものがある。
演奏時間は休憩20分を入れて何と4時間!
このオペラ、3時間じゃなかったっけ?
今回はカットがほとんどないが、これほど長くなるとは思わなかった。
歌手の皆さんは、イタリア語の大量の歌詞を覚えるだけでも大変な労力だろう。
それを歌って演技するのだから、よくそんなことができるなと感心する。

21時54分出発、8.13km。
寒い!
長袖ロングタイツでもいいぐらいだ。
季節の変化についていけない。
今日は久しぶりにターサージール5で走った。
やはり最近起きていた諸問題の原因はこのシューズにあると感じた。
特に親指の付け根問題はこのシューズの柔らかさが原因だろう。
3や4の硬さという利点が失われたと言えると思う。
軽くてクッション性がよく夢のようなシューズだと思っていたのだが、これだけで練習するのは無理があるようだ。
とりあえずスカイセンサーグライド3で走りつつ、他のシューズを探してみよう。
ベストは1km4分53秒、平均ペース1km5分7秒、平均心拍数136bpm、平均ピッチ185spm。

ストラヴィンスキー 葬送の歌
ゲルギエフ指揮 マリインスキー劇場管弦楽団
長らく紛失していた初期の作品が昨年発見され、各国で演奏されている。
冒頭のトレモロなどはストラヴィンスキーらしいが、全体に非常にロマン派的な作品。
夜中に墓場を彷徨う亡霊を想像させる。

シューマン 交響曲第3番「ライン」
アーノンクール指揮 ヨーロッパ室内管弦楽団
録音がよく、心地よく聴ける。
第1楽章は柔らかくゆったりとした演奏。
もっと速めのテンポでくっきりとした景色を見たい気もする。
第2、第3楽章は柔らかさがほどよい。
終楽章がこれまた柔らかい演奏で驚いたが、楽譜を見るとフォルテ、ドルチェと書かれている。
最後はようやく古楽的な歯切れのよい演奏で締めくくられた。

購入者の声
<B♭クラリネット用ピンクゴールドをご購入の方より>
やはり、新しいのは息の入りもスムーズで豊かに響きます。
お忙しい中、ありがとうございました。

9月27日
剱岳早月尾根のページができました。
http://clacla.okunohosomichi.net/170921tsurugidake.html

みんなよく山は危ないと言うけれど、車の運転などという恐ろしいことができる人たちがそんなことを言えるのは、山のことをよく知らないか、もしくは車社会に慣れすぎて感覚が麻痺しているかのどちらかだろう。
私は道路を歩く方が山を歩くよりもよほど怖い。
山では自分が注意していればほとんどの事故は防げる。
ドライバーがほんの数秒気をそらせただけで簡単に人が死ぬ、そのようなことは山では滅多にない。

9月26日
「剱岳早月小屋へ」のページができました。
http://clacla.okunohosomichi.net/170920hayatsukigoya.html

コジ・ファン・トゥッテは今日明日歌合せ。
今日明日は午後から夜のお仕事。
明日ナイトランに参加できないのが残念。
その後は二日間ゲネプロで、これは完全に夜のお仕事。
土日の本番は午後のお仕事。
モーツァルトの音楽は北アルプス大縦走のように、どこまで歩いても美しい稜線が続く。

21時16分出発、8.38km。
足の筋肉は順調に回復している。
昨日今日のシューズはスカイセンサーグライド3。
ターサージール5がセパレートソールなのに対してフラットソール。
ターサージール5よりも反発が少ないので、蹴らずにピッチだけで、よりゆっくり走れる。
時折スカイセンサーグライド3でゆっくり走ることにより故障を予防したい。
親指の付け根問題は、小指付け根付近で着地、もしくは小指付け根付近を重心が通過するようにという意識も有効だが、今日はフラット着地で接地時間をできるだけ短くするのが効果的だと感じた。
つま先着地という意識自体が親指の付け根には負担になる。
スピードを落とし、着地の衝撃を和らげるのも有効。
平均ペース1km5分17秒、平均心拍数132bpm、平均ピッチ182spm。

9月25日
17時53分出発、5.38km。
昨日の時点ではとても今日は走れないと思ったが、何とか5km走ることができた。
ダメージはフルマラソンと同等。
剱岳早月尾根恐るべし。
二泊三日にすればもっと楽なんだろうけど。
ランヨガに行きたいとずっと思っているのだが、不在、偏頭痛、多忙、筋肉痛で時が過ぎてしまった。
平均ペース1km5分23秒、平均心拍数130bpm、平均ピッチ182spm。

9月24日
コジ・ファン・トゥッテのリハーサル二日目。
剱岳から三日経っているのに足の筋肉痛がひどい。
フルマラソン以上かも知れない。

9月23日
コジ・ファン・トゥッテのリハーサル初日。
音は少ないが、ソロが多く楽でもない。
音の数では、ファゴットが1位、クラリネット2位、オーボエ3位、フルート4位。
ヴァイオリンは音が多く、相当な無茶を書いている。
木管楽器ではファゴットに部分的に無茶な個所があり、次に2番クラリネットが難しい。

リハーサルのためマリンバアンサンブルの演奏会に間に合わず、終演後写真撮影しているところに伺い、Tさんに挨拶した。

夜はランニングクラブの飲み会。
一次会は焼き鳥、二次会はパスタ。
どちらも美味しい店で、楽しく盛り上がった。
Sさんがその場で足型を取り、ワラーチを製作するのを見せてもらった。

9月22日
富山から広島に移動。
ぶりのすしを初めて食べたが、なかなか美味しかった。
琵琶湖の景色が楽しめた。

2017年9月 剱岳

標高
馬場島荘  720m
早月小屋 2224m
剱岳   2999m

9月20日 馬場島から早月小屋へ

電鉄富山駅から富山地鉄本線で上市駅へ。
上市駅からはタクシーで馬場島荘へ。

馬場島荘8時30分出発、早月小屋12時30分到着、所要時間4時間。
(山と高原地図のコースタイムは5時間40分。)
標高差1504mを一気に登る。
歩きやすいのは最初のうちだけで、あとは段差が大きく滑りやすい厄介な道が延々と続く。
色々と検索して調べていたが、これほど巨大な杉が林立する森だとは思わなかった。
しかもその形がすごい。
まるで巨木が一か所から生えているかのように四方八方に延びていたり、真ん中は朽ちていたりする。
この巨木たちに会うためだけにここに来ても十分に価値があると思う。
その後はダイモンジソウ、アキノキリンソウ、ゴゼンタチバナの実など高山植物を愛でながら登った。
早月小屋からの剱岳は圧倒的な存在感で迫ってくる。

17時の夕食まで、途中で追い抜いたおじさんたちと話をしながら過ごした。
夕食で向かいに座った男性に見覚えがある。
2009年9月に大門沢小屋で出会った人だ。
70代らしき女性のガイドとして来ていてその日の宿泊客は3名のみ、夕食で色々と話をしたのでよく覚えている。
あの時は朝北岳肩ノ小屋を出るとマイナス2度で雪が積もっていた。
北岳山頂から先はずっと雲の中で何も見えない。
間ノ岳から先は一人とすれ違っただけで心細かった。
大門沢へ下る標識が見つけられないとまずい。
その下る道も滑りやすい厄介な道で、へとへとになっていたのを思い出す。

夕方、予報通り雨が激しく降り出した。
風も猛烈で、このコンディションでの登山は無理だ。
明け方目が覚めたときにも雨の音がしていた。

9月21日 剱岳

4時30分起床、5時朝食。

早月小屋5時50分出発、剱岳山頂8時30分到着、所要時間2時間40分(コースタイム3時間30分)。
剱岳山頂9時0分出発、早月小屋11時25分到着、所要時間2時間25分(コースタイム2時間30分)。
早月小屋11時55分出発、馬場島荘15時20分到着、所要時間3時間25分(コースタイム3時間50分)。

幸い雨は止んでいた。
霧の中、晴れることを祈りつつ出発。
岩場が凍結していたら登れないという話は聞いていたが、てんきとくらすで標高3100m付近2度と出ていたので大丈夫だろうと思っていた。
ただでさえ厳しい岩場が濡れて滑りやすい。
慎重に登った。
今日は何も見えないまま下山するかも知れないなと思いつつ登っていたら、突然の青空!
思わず「やった!晴れた!」と叫んだ。
空木岳の時も感動したのを思い出す。
人生でこれほど喜びを爆発させる瞬間は他に思い当たらない。

鎖に氷がついていたが、半ば溶けていたので助かった。
山頂付近の岩にも氷がついていたが、歩行に問題はなかった。

山頂には今日一番乗り!
絶景をしばらくの間独り占めした。
特に立山、槍ヶ岳、笠ヶ岳方面の眺めが見事だった。

さて下山。
濡れた岩が滑りやすく、神経を使う。
絶景を楽しみながら下ったということもあるが、時間もかなりかかった。
そして、2999mから720mへ、標高差2279mを一気に下る。

早月小屋では、預けていた荷物をリュックに詰め、弁当を食べた。

終盤はさすがに疲れたが、フルマラソン終盤ほどではなかった。
高山植物や杉の巨木を楽しみながら下った。

<早月小屋>
水は出ない。
ヘリコプターで荷揚げするので高い。
2リットル900円の水を買い、洗顔など全てをそれでこなす。
ただし、トイレの後手を洗うために消毒液はある。
水の条件はこれまで泊まった山小屋で最も厳しい。
谷川岳肩ノ小屋は外に雨水を置いてあった。
塩見小屋は手は洗ってもいいが口は濯ぐのも駄目という水だった。
槍ヶ岳肩ノ小屋は顔を洗うなと書いてあったが、一応水は出た。

夕食、朝食のお皿などはプラスチックで使い捨てするのだろう。

この小屋は満室だと断られるので、必ず電話で予約してから行くように。

<ガーミン・フォアアスリート935>
高度は誤差が大きく、100mを超えることもあり、あまり使えない。
方位は使える。

<ヘルメット>
ヘルメットを使うのは今回が最初で最後かも知れない。
私が登りたい山で剱岳より難しい山はない。

購入者の声
<B40ライヤーとブラックダイヤモンドをご購入の方より>
今日、早速選定して頂きましたマウスピースを吹いてみました。
自分が持ってるリードの中で一番薄いものでも芯のある音が出てる感じがしました。
B40ライヤーの方がすんなり吹けましたが、ブラックダイヤモンドの方はもう少し合うリードを研究してみたいと思っています。
今まで以上にクラリネットを吹くのが楽しくなりそうです♪
この度は吹きやすいマウスピースを選定して頂きありがとうございました。
また機会がありましたらご連絡させて頂きます。

9月19日
富山へ。
大宮から富山までは新幹線で2時間10分。
景色を眺めながら呆然と過ごした。
赤城山、榛名山、浅間山などの山々、長野盆地の夕景、糸魚川付近からの日本海、能登半島に沈む夕日が楽しめた。
黒部宇奈月温泉駅は2014年5月25日に黒部マラソンを走った時近くを走ったが、当時はまだ建設中だった。
富山駅も長い間工事中で遠回りさせられたが、今はきれいな駅になっている。

駅近くのホテルにチェックインし、駅構内の回転寿司へ。
実はここは相当に美味しい。
白エビ、ホタルイカなどが特徴的だが、それ以外のネタも質が高い。

9月18日
17時36分出発、8.84km。
台風一過で昼間は猛烈な暑さだった。
この時間もその熱が残っている。
雨で二日間休み、ようやくガーミンのフォアアスリート935で走ることができた。
結局最近の筋肉痛の原因も、木屑を固めた道で故障しそうになったのも、スピードが速すぎるのが原因だ。
毎日楽しく飛ばすこと自体が問題。
頑張って走るなんてとんでもない。
意図的にスピードを落とさなければならないが、これが苦手なのだ。
できるだけゆっくり、楽に、そして蹴らないを目標に走った。
ベストは1km4分45秒、平均ペース1km5分6秒、平均心拍数142bpm。

935にはランニングダイナミクスポッドが付属していて、これをズボンの真後ろに装着して走った。
これによって得られたデータは下記の通り。

VO2 Max(最大酸素摂取量で単位はml/kg/分。1分間で体重1kgあたり何ミリリットルの酸素を摂取できるかを示す。)51 優れている
平均ピッチ 187spm 優れている
平均上下動比 6.5% 非常に良い
平均GCTバランス 左50.3% 右49.7% 良い
接地時間 240ms 非常に良い
ランクは上から、優れている、非常に良い、良い、普通、悪いの5段階。
ただし平均GCTバランスだけは良いが最高ランク。

私は左足の方が筋肉量が多く強い。
右足が弱く、筋肉痛になるのも足底腱膜炎になるのも右足なので、左右のバランスは悪いと思っていたが、思ったよりも良かった。
今日は柔らかい道を走ったので接地時間は長いと思ったが、これも思ったより良かった。
上下動比も意外とよかったが、これと接地時間は上のランクがあるのでそれを目指そう。

フルマラソンの予想タイムは3時間15分7秒。
自己ベストより2分速いが、いいところをついている。
きっと頑張ればできると思う。
でもそこまで頑張りたくないのだ。

アルバン・ベルク作曲 ヴァイオリン協奏曲
イザベル・ファウスト:Vn アバド指揮 モーツァルト管弦楽団
瞑想的で甘美な曲だが、時折激しさも見せる。
調性的かつ無調的。
ワルツかと思ったら、次の瞬間とろけて消えてしまう。
イザベル・ファウストは見事な演奏。
第2楽章で、教会でオルガンが鳴るような場面(バッハのカンタータを引用している)は、クラリネット3本とバスクラリネットによる抑制された表現が素晴らしい。

9月17日
ガーミン・フォアアスリート935がようやく返ってきた。
修正してもらい、無事スマートフォンとペアリングできた。
235と比較すると、日常では高級感が増し、アナログ時計に似せた表示を選択することができ、そこに好みの情報を表示できる。
とりあえず日の出日の入りの時刻、歩数、高度を選択してみた。
方位、高度、上昇高度などを表示でき、電池も長く持つので、登山ではかなり役立ちそうだ。
肝心のランニングは雨のため二日連続お休みで、まだ使用できていない。

購入者の声
<B40ライヤー、B♭クラリネット用金メッキ、ピンクゴールド・フック付きをご購入の方より>
リガチャーは、V12のリードで下に降りず、最初は恐る恐るでしたが、音が楽に出ていい感じです。
リードがずれることもなく、想像よりも扱いやすいですね!
特にノーマルタイプがシンプルで使いやすそうです。
これから馴染ませていくのが楽しみ&明日のオケ練で、周りの反応がまた楽しみです(笑)
またどうぞよろしくお願いいたします。
ありがとうございました。

9月16日
下倉楽器でトスカA管を選定。
購入者同席。
新品3本、中古2本を吹き、新品の中の1本を選んだ。
その後、リング付きサムレスト、ヴァンドレンのMO(リガチャー)、ブラックダイヤモンド、B40ライヤー、B40ライヤー・プロファイル、バスクラリネット用フォーカスを選定した。
リング付きサムレストは金メッキと銀メッキの2種類を吹いた。
金メッキは華やかで遠鳴りする。
銀メッキは丸く太い音色。
どちらがいいかは好みの問題だが、金メッキの方が高いということもあり、迷われる方には銀メッキをお勧めする。

リガチャーは普段自作のものを使っていて、高額なリガチャーを吹いても残念な感じしかしない。
私のリガチャーなら10分の1以下の金額で、より豊かな響き、遠鳴り、丸く柔らかい音色、魅惑的な音の色艶が手に入る。
この特殊なリガチャーの扱いに慣れるかどうかという問題しかない。
自作以外なら、ヴァンドレンのMOをお勧めする。
このリガチャーは私が考える理想の形に近い。
リガチャーはできる限りシンプルで軽く、リードの振動を邪魔しないものがいい。
皮や紐は響きを吸収し、近くで心地よい音がしても遠くでは小さく苦しそうな音になる。
大きいネジ、分厚い金属は響きを止める。
MOは素直によく響く。
なかでもピンクゴールドが柔らかい音色と豊かな響きが両立していていいと思う。

新宿ドルチェ楽器に移動し、バックンMoBaココボロ66mmのバレルを選定した。
広響で使用しているヘッドレスト型遮音器(名前はついたかな?)は一般にも販売されつつあり、ドルチェ楽器にも1台サンプルが置いてある。
金管楽器や打楽器の音が斜め後ろから直接耳に入れば、鼓膜は大きなダメージを受ける。
自分の身を守るためには、こうしたものを設置した方がいい。
アクリル板は効果が薄く、特に斜め後ろからの音にはほとんど意味をなさない。
この遮音器なら、奥まで頭を入れれば効果は高い。
価格は5万円ぐらいだそうだ。

9月15日
新幹線で東京に移動。
池袋でレッスン。
東京芸術劇場から道路を隔てて斜め向かいのビルの1階に好日山荘が入っているが、このビルの6階に島村楽器のスタジオがあるとは知らなかった。
きれいで広く、心地よく使える。
30分500円台でお得感があるが、キャンペーン期間とのことで、通常価格の800円台だと安くもない。

19時16分出発、9.91km。
シューズはターサージール3。
黒目川の新座市側でアスファルトを走ろうと思って出発したが、途中で親指の付け根問題が発生し、木屑を固めた柔らかい道の東久留米市側へ向かった。
シューズを変えても駄目ということは、結局こういうことだろう。
軽くてクッション性のいいターサージール5→スピードが出る→負荷が大きい→筋肉痛など諸問題の発生。
ゆっくり走るには、あえてスピードが出にくいシューズで走るということも検討した方がいいかも知れない。
とりあえず今日は大分スピードは落ちた。
平均ペース1km5分19秒。
いいシューズの方が筋肉痛になりやすいというのは、柔らかい道の方が故障しやすいということと似ている。

9月14日
ディスカバリーシリーズ本番。
スッペの喜歌劇「怪盗団」では、下野さんが発案でS君とギターのKさんが帽子を被って演奏した。
その後、下野さんによる楽しい楽曲解説。
二曲目はシェーンベルクの室内交響曲第2番。
下野さんの冷静で明瞭な指揮のおかげで質の高い演奏になった。
第1楽章は深い悲しみに沈むような曲。
第2楽章はピエロのようだ。
一見のどかで楽しそうだが、よく見ると深い悲しみを秘めていて、ぞっとするような恐ろしい顔にも見える。
調性はあると思った直後に崩壊したりする。
終盤、そのピエロのような音楽が砕け散り、第1楽章のテーマが戻ってくる。
最後は登場人物全員が死ぬ映画のようだ。
救いのない悲劇が心に刺さる。

後半はシューベルトの交響曲第2番。
この4日間で随分この曲が好きになれた。
アンコールはシューベルトの即興曲(ピアノ曲)を弦楽合奏に編曲したものを演奏した。
最後にそれ行けカープを演奏し、会場は大いに盛り上がった。
先日マツダスタジアムで観戦した時の真っ赤に染まった球場が目の前に浮かび上がった。

22時14分出発、5.25km。
ベストは4分43秒、平均ペース1km4分58秒、平均ピッチ184spm。
追い風には乗れるが、向かい風に対して軟弱。
まあいいや、楽しく走ろう。
明日からシューズとコースが変わるので、現在抱えている右足裏側ハムストリングスからふくらはぎの筋肉痛問題がどうなるか見てみよう。

iPhone Xそそられますね。
ただ、解像度だけを比較すればこうなります。
Xperia XZ Premium 3840×2160
iPhone 8 1334×750
iPhone 8 Plus 1920×1080
iPhone X 2436×1125

團伊玖磨:管絃楽幻想曲「飛天繚乱」
團伊玖磨指揮 大阪センチュリー交響楽団
聴いていて楽しく心地よい。
多彩なイメージで、情感もある。
演奏も素晴らしい。

9月13日
ディスカバリーシリーズのリハーサル三日目、明日本番。
世の中には気合を入れ、集中し、緊張しないと吹けない曲がある。
シェーンベルクの室内交響曲第2番もそうだ。
今日はリラックスしすぎていた。
明日はもっと気合を入れよう。

夜はNさんの送別会に数十人が集まった。
在籍41年。
ほんわかとした雰囲気で、広響の温かさ、穏やかさを象徴するような方だった。

送別会の行き帰りにランニング。
帰りに2kmプラスし、合計7.6km。
偏頭痛が怖いので、お酒は飲んでいない。
右足裏側、ハムストリングスからふくらはぎに筋肉痛があるが、これは長く座っていると悪化する。
恐らく座ることによってハムストリングスが圧迫され血流が悪くなることが原因だろう。
朝起きた時にはこんな筋肉痛はない。
血流が悪くならない椅子はないだろうか?
私は脂肪があまりないので、他の人より影響が出やすいと思う。
走っているうちによくなると思い帰宅前に2km余分に走ったが、あまりよくならなかった。
これなら休んだ方がよかったな。

9月12日
ディスカバリーシリーズのリハーサル二日目。
シューベルトの交響曲第2番。
今日は第2楽章を時間をかけてリハーサルした。
事前にいくつかの録音を聴いた限りでは単調な曲という印象があるが、下野さんの指示で楽譜にない細かいニュアンスをつけているううちにいい曲に思えてきた。
素朴で心休まる。
スッペの喜歌劇「怪盗団」序曲はギターが入るのが面白い。
ギターの伴奏でクラリネットソロがあるのだが、これが何ともリラックスさせてくれるメロディだ。
とても怪盗団とは思えない。
演奏会冒頭がこの曲で、二曲目がシェーンベルクの室内交響曲第2番。
ナイアガラの滝から飛び降りたような落差がある。
シェーンベルクは綿密なリハーサルで徐々に仕上がってきた。
吹けてはいるがなぜ吹けているのか完全には理解できていない個所が危険だ。
ここをもう少し理解できるようにしたいが、高速で不規則な音列でなかかな難しい。

19時11分出発、11.24km。
昨日雨で走れなかったので今日はスピードが出やすいが、ピッチが上がりすぎると楽しくなくなる。
今日の目標は、頑張らない、蹴らない、楽に、楽しく、ほどほどのピッチで。
ベストは1km4分45秒、平均ペース1km4分53秒、平均心拍数143bpm、平均ピッチ187spm。
結局はなかなかのスピード、ピッチになってしまった。

9月11日
ディスカバリーシリーズのリハーサル初日。
指揮は下野さん。
午前中はシューベルトの交響曲第2番。
シューベルト18歳の時の作品で、第2楽章など初々しさが感じられるが、第1楽章、終楽章などはなかなかよくできている。
午後はシェーンベルクの室内交響曲第2番。
この曲のさらいすぎ→肩凝り→偏頭痛→薬の副作用という負の連鎖のきっかけとなった作品である。
下野さんは速すぎず安定したテンポで明瞭に指揮するのでかなりやりやすいが、結局はくたびれて帰宅することになる。
第1楽章は深い悲しみを秘めた曲。
第2楽章は聴く分には面白いが、演奏するのは骨が折れる。

9月10日
18時8分出発、8.28km。
右足裏側、ハムストリングスからふくらはぎにかけて筋肉痛。
今日も8kmだなと思って出発すると結局スピードが上がり、翌日も筋肉痛で8kmというサイクルが続く。
ベストは1km4分37秒、平均ペース4分46秒!平均ピッチ188spm。
やたらと速い。
序盤足がよく回転するので、それにつられてしまった。

9月9日
レッスン、コジ・ファン・トゥッテを聴いて譜読みなどで一日が終了。

17時59分出発、8.15km。
ターサージール5の裏側中央付近が大分すり減ってきた。
フルマラソン2回とその前合わせて100km程度は別にして、練習で使うようになったのは6月5日。
すり減るのが早すぎないか?
最近親指付け根が気になることと関連があるかも知れない。
ここ1週間ほど右足ハムストリングスや膝周辺の筋肉痛が気になっている。
無理な走り方をしていないか、フォームを改善することによって治らないかなどと考えながら走ったが、昨日5kmだったせいか自然とスピードが上がった。
ベストは1km4分39秒が2本、平均ペース1km4分51秒、平均心拍数137bpm、平均ピッチ187spm。
スピードに対して心拍数が低く、かなりの好調。
筋肉痛も治まり、さていつ距離を伸ばそうか。

9月8日
定期演奏会本番。
リヒャルト・シュトラウスのヨセフ伝説からの交響的断章は、綿密なリハーサルのおかげで見通しのいい演奏になった。
アルミンクさんは、この難解で複雑な曲をこれだけすっきりと聴かせられるのはさすがだ。
後半はベートーヴェンの交響曲第3番。
シュトラウスもそうだが、ウィーンの香りがする。
ウィーンならではの音楽的な表現やルバートが心地よい。
アンコールはヨハン・シュトラウス二世のナポレオン行進曲。
今回のテーマは英雄で、その流れでの選曲。

22時19分出発、5.13km。
アルミンクさんとの打ち上げに行く予定だったが、リハーサルであまりにも疲れてしまい一昨日の時点で無理と判断しキャンセル。
今日は9時間睡眠、ゲネプロはかなり楽に吹いたので、大分元気になってきた。
ベストは1km4分52秒が2本、平均ペース1km4分58秒、平均ピッチ184spm。
親指の付け根が痛くなりそうなので、小指の付け根周辺を重心が通るように気を付けている。
ターサージール5はひょっとすると柔らかすぎるかもしれない。
薄い板が一枚はいっているような構造ならこうした問題は起きにくいように思う。

9月7日
定期演奏会リハーサル三日目、明日本番。
午前中はリヒャルト・シュトラウスのヨセフ伝説による交響的断章。
極めて綿密なリハーサルで、細部の完成度が高まってきた。
最初に聴いた時はあまりいい曲に思えなかったが、曲のよさがだんだん分かってきた。
午後はベートーベンの交響曲第3番。
ポイントを押さえたリハーサルだが、一日で全てやらないので不安は残る。
そしてヨセフ伝説の難しさもあり、ひどい疲労感。

18時54分出発、8.16km。
雨が止むのを待って出発。
今日は走ってもリハーサルの疲れが取れない。
ベストは1km4分45秒、平均ペース1km4分57秒、平均ピッチ184spm。
最後までひどい疲労感の中走ったのに、なぜか平均ペースは最近ではいちばん速い。

9月6日
定期演奏会リハーサル二日目。
今日も綿密なリハーサル。

18時4分出発、8.28km。
広島城ナイトランの日だが、雨雲レーダーが雨の予報を出していたので瀬野川を走った。
曇っていて蒸し暑い。
ベストは1km4分47秒、平均ペース1km5分0秒、平均ピッチ184spm。

9月5日
定期演奏会リハーサル初日。
指揮は今年度から広島交響楽団首席客演指揮者に就任したクリスティアン・アルミンクさん。
曲はリヒャルト・シュトラウスのヨセフ伝説からの交響的断章と、ベートーヴェンの交響曲第3番。
ヨセフ伝説は元々はバレエ音楽。
アルミンクさんは元のバレエの内容をよく理解し、それを伝えながら音楽を作っていく。
この曲はどこまでも描写的で、それぞれの場面が目の前に広がる。
その指揮は的確で分かりやすく、この難解なスコアの細部の音までよく把握している。
ベートーヴェンの交響曲第3番は全体にテンポが速く、流れと勢いがある。
テンポの速さにより今日はまだばらつきが生じているが、最初から整った演奏よりこの方が感動的な演奏になる可能性は高い。

18時16分出発、8.28km。
午前中はややこしいリヒャルト・シュトラウス。
昼休憩時にはユニオンの会議で休めないまま午後のリハーサル。
疲労困憊で帰宅し、そのまま出発。
とても11km走る気力はなく、最初から8kmのつもり。
ところが、いつものことだが走りの調子は疲労感と全く関係ない。
ベストは1km4分39秒、平均ペース1km4分58秒、平均心拍数139bpm、平均ピッチ183spm。
そして走っているうちに、走りの調子に体調が合ってくる。
走り終えればすっかり元気に。
いくら入浴しても、ここまで疲労を回復して元気にはならないだろう。

9月4日
昨日の体調不良の原因は、やはり偏頭痛の薬の副作用だったようだ。
昨晩飲まないようにしたら、今日は体調が悪くない。
ただ、連日の業務による疲労は残っていて、これが取れないまま明日から定期演奏会のリハーサルに入る。
眠くなるとは書いてあったが、まさか24時間続くとは思わなかった。

ガーミン・フォアアスリート235Jの心拍計の不具合のため935を購入したが、スマートフォンとペアリングできない。
電話で問い合わせ、なんだかんだと操作すること1時間半、結局解決せず、郵送して直してもらうことになった。
あそこの対応は電話がつながらないと悪評高い。
10分でつながったのは幸運だったのだろう。

18時5分出発、8.14km。
足に疲労感があり、8kmで切り上げた。
ベストは1km4分50秒、平均ペース1km5分2秒、平均心拍数134bpm、平均ピッチ184spm。
途中でひどい空腹感に襲われた。
空腹の季節がやってきた。
とにかくできるだけカロリーを摂取しなければならないが、偏頭痛のためチョコレートが食べられず、他に高カロリーなものを探さないといけない。
とりあえず今食べているのは落花生入りの煎餅。

9月3日
広響ホットコンサート本番。
昨晩飲んだ偏頭痛の薬が残っているような感じで、頭がボーっとする。
前半、メンデルスゾーンの序曲「フィンガルの洞窟」とヴァイオリン協奏曲は、うっすらと霧がかかった深い森の中で演奏した。
後半、ベートーヴェンの交響曲第7番は、曲の明るさや躍動感のおかげで元気になった。

終演後、聴きに来てくれたラン友とマラソンの話などして大分気分がよくなってきたが、やはり体調は万全ではない。

19時53分出発、11.23km。
いつでも切り上げるつもりで出発したが、体調と走りが全く関連していない。
そのうちに走りの調子の良さに合わせて体調もどんどんよくなってきた。
ベストは1km4分46秒、平均ペース1km4分58秒、平均心拍数138bpm、平均ピッチ185spm。
このまま走り込んでいけばサブ3.5は十分可能だが、8km以降疲れたのが今後の課題だ。

9月2日
今日は明日本番の広響ホットコンサートのリハーサル。
曲はメンデルスゾーンの序曲「フィンガルの洞窟」、ヴァイオリン協奏曲、ベートーヴェンの交響曲第7番。
指揮は山下一史さん、ヴァイオリンは正戸里佳さん。
二人とも広島出身。

19時42分出発、8.13km。
帰宅後レッスンで出発が遅くなったので今日は8kmだけ走った。
ベストは1km4分55秒、平均ペース1km5分0秒、平均心拍数136bpm、平均ピッチ183spm。
今日は心拍計は序盤を除き正常に動いた。
楽に楽しく走っていたら、かなりイーブンペースの走りになった。

<偏頭痛の話>
Nさんと偏頭痛の話をしていたら、タオル体操を紹介された。
タオルを両手で持って後ろに回し、前に戻す。
ということは、肩こりも原因?
確かにシェーンベルクなど難曲が多く、ずっと限界までさらっていて腱鞘炎になりそうな感じはあった。
肩を押すと、右のある場所が痛む。
偏頭痛は決まって右後頭部。
楽器を支える分、右の方が凝りやすいのだろう。
偏頭痛の原因になる食べ物もあるそうで、チョコレート、チーズ、赤ワインなどがよくないようだ。
間食はチョコレート中心で、帰宅後走る前に食べることが多い。
これを別のものにしないと。

直前まで痛んでいても、横になれば痛みは治まる。
いちばんいいのは右を下にした時で、次は仰向け。
左を下にすると時々痛む。
痛むのは右後頭部なので、患部をなるべく低くした方がいいようだ。

ランニング後は1時間ぐらい結構痛む。
これは自ら招いた痛みで自業自得。
分かってやっているので、痛みへの向き合い方も前向き。
しばらくすると治まる。

偏頭痛は血行をよくしてはいけない。
入浴、お酒、運動全て駄目。
そういえばシトルリンは血行をよくする物質だった。
サプリメントは厳禁。
スイカ、メロン、キュウリもやめた方がいい?

9月1日
呉市文化ホールで高校の音楽鑑賞教室。
今日もよく晴れ、呉線から瀬戸内海と島々の景色が美しい。

18時12分出発、11.67km。
向かい風ではお腹が冷えるほどの涼しさで、8kmで切り上げる理由がない。
気持ちよく11km走り、まるで疲れがない。
ベストは1km4分46秒、平均ペース1km4分59秒、平均ピッチ184spm。
心拍計が完全に壊れてしまったので次を買わないといけないのだけど、決められない。